埼玉県議会のやり方がものすごく気分が悪い

週末、人生で初めてのオンライン署名をしました。一つはさいたま市PTA協議会と二つ目は個人として署名を立ち上げられた野沢ココさんのものです。

子供だけの外出、留守番を虐待とする自民の条例・改正案が13日も埼玉県議会の本会議で採決される見込みです。

タウンミーティングとか子育て世代の意見も聞かずに自分の実績作りなのか拙速に意見を通す。しかもその不利益は共働きとかシングルで子供を育てている生活に余裕がない人にしわ寄せががいくようにする。専業主婦であっても多子世帯にはすごく負担がかかる条例案になっていると思います。

よく海外では子供を一定の年齢までは留守番させると違法だから日本もという声を聞きます。でもその方たちが例にしている欧米は日本と違ってむちゃくちゃ移民を受け入れててシッターの雇いやすさが日本と段違いなんですよ。あとは高校生もシッターしているし。一方でそういう政策の副作用もあってシングルマザーが働いている間、13歳の子を1人にさせてたとして逮捕され、それが批判されました。そういう政策の副作用も議員は調べたのかな。今回は小学校3年生以下となっているけれど、金銭的な補償や人員のソースもなしに無理な政策を通したら家族を追い詰めるんですよ。

本当に子供を守りたいなら、子供を見守れる大人を増やすことです。保育士が足りないなら、外国人を移民として受け入れる議論をなぜしない?子供を預かれる施設を増やすことも大事でしょう。保育園が足りないなら幼保一体の議論をなぜ進めない?専業主婦の方や求職中の肩だって子供を預けたいこともあるでしょうに。

調整できないからと本当に大事な政策を実現することには力を使わないで、調整しやすいところで非現実的な政策を作る。それを守れなかったら「家父長制」の規範から外れた人を叩く。ものすごく気分が悪いです。

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