シンガポールのローカル小に長女が入学してから約1月がたった。
外国人枠でローカル小に入る場合、親がすべきことを箇条書きにしてみた。
- 学校の送迎問題
外国人の場合には政府からランダムに学校が割り振られる。このため、遠方の学校に割り当てられがちであり学校の送迎は死活問題である。我が家の場合、運よく(?)夫の帰任が終わり、12月で引っ越すことができたからよかった。これで引越せなかったらタクシーしか選択肢が残らなくなるため金銭的な負担が相当だったと思う。ちなみにスクールのバスサービスを使わないのは、学校の近隣エリアに限られるため。今の住まいにもスクールバスは来るけれども、大手ではなく個人のドライバーがやっているためか、ピックアップ時間がなんと5時45分という非現実的な時間帯を提示された・今のところは朝は私が送り、午後はアンティにピックアップをおねがいしている。 - 中国語の手当て
これも大きな問題である。娘がローカル小に行けるとはみじんも思っていなかったので全く手当てをしてこなかった。以前の記事で外国人の場合には申請すれば中国語を取る必要はないと書いた。そして私もそのつもりだった。PSLEでスコアが悪くなっても中学からはインターを考えていたので別に問題ないと思っていたのだ。しかし、いろいろシンガポール人の同僚に話を聞くと低学年からでしか語学はキャッチアップできないからチャレンジしてみたらとのアドバイスを受けた。そして何よりもMother Tongueの時間が結構長い。週4日1時間から1時間半あるのだ。この間、本当に娘は図書館に1人でいていいのだろうか。みんなは教室で勉強しているのに、という疑問、心配もわいてきた。ということで中国語を選択することにした。しかし、そもそもうちの娘はそれほど語学が好きではない。娘には「あなたは中国人じゃないからテストはいい点数を取らなくていいよ。でも基本的なことはできるようにしようね」という自分でもなんともあいまいな励ましをしている。学校の他に中国語の塾と家庭教師を期間限定でつけているが、どうなることやら。うちの娘はすぐに「ママに教えてもらいたい」というので私も中国語を一緒に勉強する必要がでてくるかもしれない。とほほ。
- あきらめたこと
英語と中国語に力を入れる必要があるため、塾と家庭教師を平行してつけている。これでは娘が息がつまってしまうので他に習い事は一切していない。そろばんも今は中止している。わが娘は気ままにプールで遊び、絵をかくのが好きなので本人がやりたいことを休日はさせていてる。
ローカル小は1年生と2年生のうちはテストがないけれど、何もしないと本当に置いて行かれると思う。英語のスペルテストも入学して第2週目からはじまってしまった。親が何も手当てをせずにローカル小で2年ぐらいを過ごした結果、全ての言語(日本語、英語、中国語)が中途半端になり、日本人小学校やインターに転校したという話も聞いた。
長女が赤ちゃんの頃は小学校になる頃には楽になるかなあと思っていたけれど、小学校から別の意味でさらに大変になったなあという実感である。