まだまだCNYの余韻が残るシンガポールですが、本日は忘れないうちにPre Chinese New Yearのパーティーに招かれたときのことを記事にしとこうと思います。
ボス(シンガポーリアン)の家に招かれる
我が部署(Finance)のトップは女性なのですが、普段はあまりニコリともしない女性です。他部署の同僚からは「ねえねえ、彼女怖くない?」と聞かれるような雰囲気の方です。端的にいうと不愛想というんでしょうか。そんな彼女からPre Chinese New Yearのパーティー案内が来たときは正直にいうとびっくりしました。子供も連れてきていいとのことだったので迷った末に上の子だけつれていくことにしました。
ボスの名誉のために言っておくと・・・
他部署からは「怖い」「不愛想」と言われてしまうボスですが、実は大変な気づかいの人です。私は入社してしばらくの間は朝早く来て遅く帰っていたのですが、「大丈夫?」と心配てくれましたし、忘年会でも気にかけてくれて「どう?慣れた?」とわざわざ話しかけてくれました。
人材を使い捨てる(格好良くいえばUp or out、昇進しないものは去れということですが、実際に競争にさらされるのはパートナーになるまでなので、働かないパートナーもたくさんいました)傾向にある監査法人で20代を過ごした私は、すぐになにかあると「あいつはもう使わない」などの言葉を平気で吐く上司に慣れていたため、ボスの部下を大事にしてくれる姿勢はとても新鮮でした。
昇進で人格が変わる人、人の立場で態度を分ける人を大勢みてきたので、コーポレートヘッドなのにこんなに部下に気を使ってすごいという印象をもっていました。
そしてParty 当日
到着したのはイーストにあるとあるコンド。ファンクションルームに向かうと
コックさんがいる・・・!あと配膳係も数名・・・
ちなみに参加人数は我が部署で10数名、おそらく旦那様の会社関係の方で10数名、子供をいれるとたぶん30人は超える・・・。
おまけに子供が喜びそうな
サッカーボール、花火まで完備
子供たちへのアンパオまで準備
アンパオをうちの子に渡すとき、わざわざ子供の目線にまでしゃがみこんで「2019年があなたにとって実り多き素晴らしいものになりますように」と言ってくれました。
ちなみにボスは普段はとっても質素な人です。よくホーカーでテイクアウトしたランチを席で食べているし、そんなにブランド品を持っているイメージもない。
お金をかけるべきところでは大胆にかけるというのがボスのお金の使い方なのでしょう。お金の使い方の普段との落差に目を見張るとともに、そのお金をかける対象が自分の部下であるということに感動しました。
もちろん日本でも素敵な上司の方との出会いもありました。ただ今のボスのようにはっきりと目に見える形で部下の労をねぎらう上司はいなかったと思います。これはシンガポーリアンならではなのかそれとも彼女の徳なのか。普段は質素な彼女のダイナミックなお金の使い方に清々しい気持ちになりました。
以上になります。
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