まだEPがおりたわけではないのですが、新しい会社から内定をもらい、先週、Employment Contractにサインしました。コロナがはじまって早2年。どんどん悪くなる会社の業績。2020年の秋には全世界のオフィスで25%人員カット。それでも今の会社は金銭的にも人間関係的にも本当によくて転職を躊躇していました。仕事内容は所詮はシェアードサービスセンターの経理なので大したことはありませんが、上司が本当に優しい人で、同僚に嫌な人もおらず、そして給料や福利厚生も充実していました。
しかし、ここにきて、重い腰を上げた理由は二つ。一つはもうコロナ前の世界には戻らない、戻るとしてもだいぶ先ではないかと思ったこと。今年、やっとコロナ終息の兆しが見えたと思ったら次はロシア危機。誰も得をしない戦争のせいでヨーロッパ路線の復活がだいぶ遠のきました。しかもこの紛争が長引きそうで😢 さらに航空業界復活の鍵を握る中国がいまさらのロックダウン。中国は2023年のアジアカップ開催をあきらめてしまったので、中国の出入国が自由になるのはだいぶ先になりそう。
飛行機はとんでいるけれど、乗客が乗らないと航空会社の採算はとれません。コロナ前のように航空業界が戻るのはずいぶん先になると判断し、転職のオファーがあったら躊躇なく進めようと思いました。
もう一つは業務のアウトソース化。そもそも経理は事業活動が複雑だったり、活発(例えばM&Aするとか、新拠点を作るとか、新製品、サービスを始めるとか)でないとあまり存在感を発揮できません。今年の3月に全世界でファイナンスチームの仕事の一部をアウトソースする発表があり、それに伴いリストラが実施されました。シンガポールオフィスも3つポジションが削られ、私の同僚が去ることに。一方でHQ経理・財務チームがそこで抱える仕事(連結やトレジャリー)は絶対に拠点におろさないということはコロナ禍でより鮮明になりました。
転職活動といっても自分から積極的に動くことはしませんでした。というのもシンガポール政府のEP厳格化に伴ってEPを出さないという会社が今は本当に多いのです。LinkedIn経由で、時々エージェントからコンタクトがあるけれど、ワークパスのサポートが必要というと、音沙汰なしに。
無駄に転職活動に疲れるのを避けたくて、自分から企業に応募というのはしませんでした。もし、エージェントから話がなければ、データサイエンスのオンラインマスターが2年後には終わるのでそれをもって日本で転職活動しようと思っていました。
そんな中で本当にたまたまLinkedIn 経由で来たお話があり、半信半疑で面接したところすぐに話がまとまりました。給与面ではトントンですが、まあベネフィットが(+_+) 仕事内容はやりたかったことなので、文句をいってはいけないんですが。どうしても今の企業と比べてしまう(^^;)
過去の教訓をふまえ、オファーレターにサインするまではEPを申請しないでほしいといい、根掘り葉掘り条件を聞き出し、内定通知から2週間でオファーレターにサインしました。
あとは、EPがおりるのを待つだけですが、私の場合、EPのあとにDPの申請もあるので上司に退職の意向を告げるのはもう少し先になりそうです。