日本から帰星してすぐにメイドさんに契約を更新しない旨を告げた。
今のメイドさんはうちで働きだして2年。コロナが開始したころからうちで働きだした。サーキットブレーカー(ロックダウンのようなもの)の間はお互いにストレスがたまるだろうからと何も言わなかった。それがいけなかったのか、言われたことができない。朝は朝でしょっちゅう寝坊する。料理は野菜、メイン、スープを作らないといけないといっても、肉だけを炒めたものだけが出てくる。一番困ったのは時間に本当にルーズなこと。頼んだ時間に帰ってこない。私も手をこまねいたわけではなく、本人にも言われたことができないと契約解除であることを話したし、あとは他のメイドさんを探したりもした。それでも本人は相変わらずマイペース。そしてメイドさんの給与相場はコロナで跳ね上がり、雇えなかった。
いろいろ問題があってもずるずるアンティを雇い続けたのは、大人が一人いてくれるとやはり助かるということ。特に上の子の習い事で下の子をアンティに預けて出かけられるのはこのコロナ禍だと助かった。飲食店もクローズしてたし、なにより2人でしか出歩いていけない規制もあったので。
それでも、アンティの契約を終わらせたいと思う出来事があって、一つは自分の仕事のミスを上の子のせいにすること。例えばある日、中庭に通じるドアが開いたままになっていたので、『出かける時はちゃんと閉めて出てね』と話したら『長女が開けた』という。子供たちがドアを開けたとしても、あなたが確認しないといけないと、わざわざ言わないといけない。この積み重ねが本当にストレスだった。もう一つは全てがラストミニッツで私がフォローしないといけないということ。一時帰国フライトの6時間前に私たちが不在の間の食費をアンティに渡した。給料支払いは月中なので1月に戻った時に渡そうと思っていた。そうすると『クリスマスだから家族にプレゼントを送りたいから、給料を前払してほしい』という。一時帰国に気をとられてて、しかも直前はPCRの検査結果がなかなか出ず気も狂わんばかりとなっており、クリスマスをすっかり忘れていた私も悪い。それでもなぜそれを事前に言わないのだろう。よりにもよってフライトの6時間前、すでに時間は午後9時を回ったころ。結局はまたATMに行き、お金を引き出し給料を渡したけれど、その時にもうメイドさんの面倒までみれないと思ったのだ。子供のことだけでも手一杯なのに、メイドさんのことまで気を回していられない。
ということで1月にシンガポールに戻って、意を決してアンティに話した。契約解除ではなく契約を更新しないだけなので本人も分かりましたという感じだった。すごく安心したのだが、その後一向に何もする気配がない。普通はRecommendation Letterを頼んできたり、日中にインタビューをしたり、エージェントを探したりとするはずが全く動く気配なし。それどころか急に朝ちゃんと起きて働くようになった。急にちゃんと働くようになったのと、あまりにも探している感じがないので心配になって一昨日、Release letterを渡した。そしてエンプロイヤーが見つからないと、フィリピンに帰ることになるからね、と念をおした。それでも分かっているのか分かってないのか。新しいエンプロイヤーを見つけ次第、そこで働いていいとも言ったけど、本人は理解しているのか。
2月になったらまたリマインドしないといけないなあと思っている。
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