ローカル校か日本人小学校かインター校かで揺れております。選択肢が多いがゆえに悩む。
私には何人か帰国子女の友人がおり、その友人たちから受けた助言をまとめてみます。
まずはローカル校や現地校をすすめる声から。
- 帰国子女その1(中学校まで日本、高校からオーストラリア)
彼の場合は中学校まで日本だったのであまり参考にならないかもしれません。高校も大学もオーストラリアの大学を出ており、子供2人もインターもしくは現地校に入れるつもりです。
彼自身は超大手の日系金融機関に在籍していましたが、社風になじめず結局は外資に転職。今は管理職についています。子供の教育については日本語はサブでよいという立場をとっています。英語を使いこなす方が未来が広がると信じている。 - 帰国子女その2(小学校6年間をアメリカで過ごし中学から日本)
小学校6年間をアメリカで過ごし、日本語補習校に週一通う。日本語は完璧。しかし彼女の場合も日本企業の社風になじめず海外に出る。以来、ずっと海外の外資系企業で働く。彼女曰く「ぜひ通わせてあげられるならインターかローカル校がいいと思う」「補習校に通うのは大変だったけれど楽しかったし、現地校に通うのはいい経験になった」。
中学で帰国後、公立中に入学。言葉の壁というより文化の壁を乗り越えるのが大変だったらしい。英語の発音をわざと日本人風にしてみるとか。なので帰国後の学校選びは慎重にとのこと。
次にローカル校や現地校に否定的な声から
- 帰国子女その3(小学校の途中からずっと大学までアメリカ)
長い間、海外だったが、英語と日本語ともに完璧。そして帰国子女には珍しく、日本の社風に抵抗感を感じないとのこと。しかし時々小姑とか「マニアック」な単語は出てこなくなると話していた。彼女は前職の同僚なのだが、「もし私が海外赴任についていくなら、迷いなく日本人小学校に入れる」とのこと。理由は「日本語の習得は難しく英語の習得は簡単」であるから。
10人いれば10人の意見がありました。でも数名を除いて今は全員日本にはいません。
海外で働いていたり、家庭を持っていたりします。これはたぶん海外に住むということについて抵抗感がまったくないということ、日本の社会に関して違和感を感じてしまう心の感度が高いのだろうと思います。
たぶん私が迷っている根本原因は日系企業の社風になじめず苦労する帰国子女を多く見てきたからなのだと思います。前職はそれでも一般的な日本企業に比べれば自由度の高い監査法人でしたが、なじめないという同僚がいました。
選択肢が多かったことをよかったといえるように今の時期を振り返られるといいなと思います。