先週末、フィリピン人の同僚のお宅に招かれました。長い不妊治療の末にようやく授かった娘さんが1歳を迎え、その誕生日会にチームのほぼ全員を招待したのです。参加者は30人近く。「子供を連れてきて」とのことで長女を連れて行きました。
さて、共働きが主流のシンガポール。このパーティーにもちゃんと外部の業者さん(Party Organizer)がいます。子供たちを飽きさせないためにペインティング、手品、ダンスなどをし、文字通りパーティーを仕切ってくれます。
有名なところではParty mojoがあります。私が参加したパーティーもほぼこちらの業者さんを使っていたような。お値段はそれ相応(最低SGD350ぐらい~)です。1歳の誕生日とか気合の入ったときに使う印象です。
もう少し子供たちが大きくなると(小学校低学年ぐらい?)完全に子供だけをドロップオフする誕生日会を開く親御さんも多いと思います。
当然、シンガポールにも西欧人、中華系問わず「パーティーは面倒くさい」という人もいます。「基本、誕生日会には子供のみ参加」で親同士の付き合いを避ける人もたくさんいます。一度、知り合いが『○○のパーティーがしょぼかった。食事が○○の業者だったんだよね』という感想を私に言ってきたことがありました。内心ドン引きしてしまったのですが、よくよく考えると親しくない間柄のパーティーに参加し続けると、本来の「お祝い」から気持ちが遠く離れ「比較」しかできなくなるのだろうと思います。
さて話を戻すと、同僚も旦那様も幸せそうなのは言うまでもなく、かつうちの娘も誕生日ケーキを食べたのがすごく嬉しかったようで「また行きたい」と言っていました(笑)。帰った後同僚にお礼のメールをすると、
パーティーはすごく楽しいんだよという返信でした。実は人見知りのわが娘、バースデーケーキを食べるまでは私に引っ付いて子供たちの輪の中に入ろうとしなかったのです(汗)。バースデーケーキを食べてやっと顔に笑顔が戻りました。私もそれほど社交的という性格ではないので、娘の気持ちが分かり無理強いはしませんでした。でもやっぱり知らない人の中に上手に入っていく方が人生は楽しい!とも思うのでシンガポールにいるうちに「社交性」というのを親子ともに身につけられるといいなあと思います。