ようやく2週間の時を経て、我が家のアンティーが先週末帰ってきました。
子供たちは思いのほかアンティを好きでした
最初にアンティのインタビューをした時は、「Mom、1人で2人の子供の面倒を見る自信がありません」と話し、さらにそのあとも下の子へのジェラシーを燃やす長女に手を焼いていたアンティ。
二人いっぺんに子供をみる時間を極力減らし(長女の帰宅から1-2時間のみ見てもらっています)対応してきました。子供が苦手なのかどうか見極めかねていたのですが、この2週間で分かったことはわが子供たちは思いのほかアンティになついていたようです。
長女はアンティが帰ってくる日を指折り数え、「あと何日したらアンティ帰ってくるの?」と毎日のように聞いてきました。
いまいち、反応がなかった次女ですが、アンティを一目見るやわあっと泣き出ししばらくした後でアンティーに抱きつきに行きました。アンティの不在はとてつもなく寂しかったようです。
そしてアンティはというと、気を遣ってお人形を買ってきてくれました。気持ちをこういう形で示してくれてとてもうれしかったです。そして子供たちとアンティとの関係性が温かいもので一安心しました。
主人は思いのほか家事嫌いになっていました
主人はもちろん、大喜び。ただこの2週間で分かったこと。それはメイドさんを雇ったことで、主人の家事意欲が著しく減退したことです。メイドさんを雇う前まではうちの主人はわりと家事をまめにする方でした。しかし、一度メイドさんを雇い家事をしない醍醐味を味わってしまうと、どうやら事情が変わってきたようです。この2週間は家事をするのが苦痛で仕方ないらしく、「我が家には絶対にメイドさんが必要だと思う」と言い続けていました(笑)
これはわが主人に限った話ではないようで、一度中国人のお隣さんから「うちの主人はメイドと私に子守を任せて何もしないのよ」と言われたことがあります。メイドさんを雇うことで旦那様が『なまけもの』になるのは万国共通なようです。
私は思いのほかアンティに気疲れしているようです
もちろん、万歳三唱、よくぞ帰ってきてくれましたという気分です。アンティの帰還翌日からさっそく繰り延べていたタスクをいっきに片付けていきました。そして今週は笑顔で出張にいく主人を見送りました。
でもやはり家族だけで過ごすのが私の性にはあっているようです。 これはメイドさんとの距離の取り方を難しいと感じるせいです。例えばアンティの娘さんは非常に優秀で奨学金で中学校に行く予定なんだそうです。少し脱線しますがシンガポールの雇い主の中にはメイドさんの家族を短期的に(観光ビザかな)シンガポールに招いてもてなす人もいます。こういう話を聞くとアンティにも同じように接したいという気にさせられます。しかしこういうことが継続的にできるかというと我が家では難しいのです。なのでシンガポールで定められている雇い主の義務を果たすことは最低限として今回もささやかな餞別を渡すということに留めました。
以前神田うのさんのシッターさんが窃盗をしたというニュースがありました。神田うのさんは親しい間柄ということでショックを受けていましたが、自分のためだけではなく、メイドさん(うのさんの場合はシッターさんですが)が後々嫌な思いをしないためにも、相手を信用しすぎない、のめりこまないというのが大事なのだと思います。この近すぎず遠すぎず雇用関係を良好に保つというのが本当に難しいと改めて思った期間でした。