結果が出るまでドキドキしていた評価面談。会社員である限り上司の評価から逃れることはできません。この時期は憂鬱です。
私が働く地域統括会社はシンガポールを本社とする会社ではありません。従って本社が評価の方針を決めます。昨年まで(そして私の前任の人はそれが原因で辞めた)はどの評価枠にどのぐらい人数をあてはめなくてはいけないのかという人数枠がありました。要はどんなに頑張ったとしても必ず評価が最低ポイントの人を何名か出さなくてはいけないのです。前任の人は最低評価をもらって非常に悔しかったと話していました。
そして迎えた評価面談当日、
結果的には普通の評価で、給料が若干ですが上がりました。
これは別に私のパフォーマンスが前任の人よりよかったからでは決してありません。このQuatas(割り当て)が今年はなくなったためです。
かれこれ10年以上も社会人をやっていますが、日本にいた時は評価面談の結果にびくびくしていました。私の場合、金融危機以降は頑張っても報われる状況になく「何がいけないんだろう」と真面目に悩んでいました。そこに追い打ちをかけたのが周りの「評価結果を真摯に受け止めて短所を改善しなくてはいけけない」というアドバイス。早期退職の募集がかかり、仕事を干される仲間、上司たちが続出しました。しかし誰も 不況が悪いなんていいません。まじめな人が多いせいか「干される人」が悪いという雰囲気がありました。とても辛い時期でした。
でもこの時期をくぐり抜けて私が思うのは、
評価とは本人の能力ではなく会社の業績や方針で大きく変わる。普通の人であっても会社に飛び込んだ時期やポジションがよければ評価されるし、昇進していく
起業だけではなく誰かに雇われる場合でもその企業が成長していくかどうかというポイントは非常に重要で、能力が不足していも人員の稼働率が高ければ引き上げられていくし、加点してくれます。
もし今、会社で思うように評価されないことに悩んでいる人がいるとしたら、自分ではなく、会社の方針や業績に難があると考えるのもありだと思います。
前職の監査法人では、上司の中には意識の面でも仕事の面でも到底能力があるとはいいがたい人が何人かいました。でもそういう人はもうパートナーになっているので守られているわけです。その時はそれを「不公平」と思いましたが、これは正しくなく、単にその人たちは
適切な時期に(公認会計士の人数がまだ少ない頃に)適切なポジションに(監査法人にいることを選択しパートナーになった)おさまっただけなのです。
能力云々よりもどういう風に業界を見定めるか、自分の能力の使いどころを見極めるのかがとても大切だということにもう少し早く気づきたかったと思う今日この頃です。
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評価面談って難しいですね。必ずしも優秀な人が上司ではないでしょうし、そういう人は部下の本当の姿を見ることができないので…。
私は企業に勤務した経験がなく、ずっと大学ですのでちょっと違うと思いますが、人に雑用を押し付けて、目立つとこだけ自分がやって評価される人は、吐いて捨てるほどいました。研究内容をとられて逆に自分が非難されることもありました。でもそういう人は対外的にはたいしたことないので、外で評価されることはなく、自分も大学をうつってるいので、まあ、いいかと思ってます。
業界や自分の能力の使いどころを見極める…、確かにそうですね。でも、キトリさんはすでに気付かれているので、これからそういう企業を見つけたり、時期を見極めて起業したりできるのと思います(*^^)v
そうですね。評価は会社員である限りずっとついて回りますよね。気にしないというのもなかなか難しいですよね(^^;)
今、流行りの鈍感力ってやつですね~。
私はどちらかというと神経質な方なので無理ですが、うちの旦那は鈍感力を発揮しているので羨ましいです(^^;