子持ち30代の現地採用体験記_その3_面接から内定へ

その2からの続きです。

面接の内容はどこも似たりよったりで、以下のような会話の流れと質問でした。

*自己紹介(日本での経験を厚めに話す)
*SAPやオラクル等のERPシステムの経験(これは私はなかったのですが、あればプラスという程度でなくても問題はありませんでした)
*なぜ日本からシンガポールに来たのか
*なぜ退職したのか

一般に転職に対しては理解のあるシンガポールですが、「なぜ会社をやめるのか」は必ず聞かれると思います。入社した後、前任の方にどういう人を落としたのか聞くと、転職理由が分かりづらい人、例えば、明らかにいいポストと給与なのに転職したいという人、
面接者からみてキャリアダウンになる人は採用しなかったということでした。一般事業会社の経理部で働いてみたいという私の転職理由は合理的と映ったようです。

*子供の世話はどうするのか、残業はできるのか

私の答えはあまり遅くまではできないけれど、メイドさんを雇っているからある程度の残業は対応できるというもの。

私の今いる部署はほとんどが女性で子持ちが半数以上います。部門トップも女性でお子さんが二人いらっしゃいます。日本とは最も違う点が子持ち女性だからといってキャリア形成を遠慮する人はほぼいないということです。日本だと子供が小さい場合、時短及び出張なしを選択する人がほとんどだと思いますが、シンガポールでは子供がいてもいなくても仕事をフルで行います。これは子持ち女性への配慮という極めてあいまいな「思いやり」からではなく、メイドさんを雇いやすかったり、両親と同居することで税制優遇措置など具体的な政策があるということです。

もちろんメイドさんを雇わない人もいますが、実/ 義理の両親と同居・近居をしてたり子供が1人だけだったりします。

ただサポートが手厚いといっても従業員への負荷が少ない会社を選ぶのは非常に大事だと思います。特にシンガポールではメイドさん等に子育てを任せ(子供のおむつを替えたことがない、一緒に夜寝ない等。週末だけ一緒に過ごすという人もいます)、キャリアアップを目指す人もかなりいます。メイドを雇っているのになぜ残業・出張できないの?となる会社はやはり避けた方が賢明ですし、面接でさりげなく聞くのは大事だと思います。

私が受けた会社は基本的には〇時ぐらいまで残業する時があるけど大丈夫?出張があるけど大丈夫?と確認がありました。

一般的に多国籍企業の採用では、最終プロセスにおいて、最終面接と同時並行でReference check及び推薦書(1名から2名)を提出することになります。Reference Check とは前職に電話もしくはメールにて採用予定者について確認することをいいます。正直、妊娠を理由として辞めた会社からどのように言われるか心配でしたが(感じよく辞めたつもりですが、相手がどう思っているのかはわからないので)、エージェントから問題なかったと言ってもらえました。

あっという間に決まった転職活動ですが、やはりドキドキしますし、Offer Letterをもらった時はとてもほっとしました。

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